9月26日(ブルームバーグ):中国株式相場は下落。指標の上海総合指数は一時3年ぶりの2000割れとなった。中国の景気減速が企業利益に打撃を与えているとの懸念が広がった。 ⇒
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上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動する上海総合指数は、前日比25.12ポイント(1.2%)安の2004.17で終了。引け間際に1999.48まで下げた。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は同1.1%安の2184.89。
精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は「投資や輸出を中心とする中国の古い成長モデルを市場はもはや信頼していない」と指摘。「2つの成長のけん引役の勢いは弱まっているが、成長の新たな原動力は見つかっていない。それが株価低迷の原因だ」と述べた。
不動産開発会社の万科企業(000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)、招商局地産(000024 CH)が業績懸念から下落。広州市が住宅の建設が完了するまで販売を制限したことが嫌気された。
投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが出資する中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD、002594 CH)は上場来安値まで下落。同社製品の見通しが悪化したとして、CLSAアジアパシフィック・マーケッツが目標株価を引き下げた。鉄道車両メーカーの中国南車(601766 CH)も値下がりした。
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